くさむしり日記

仙台出身ではないが、仙台人ぶってる普通の男です。

中年たちの憂鬱

 大学時代の友人から、独立起業の相談を受けた。

 友人が勤めている会社は、東北某県では有力な電気設備関係の企業であり、公共事業受注等で安定した収入があるはずなのだが、友人は営業部門のエースとして億単位の利益を会社に与えているにも関わらず、給料が伸びないことに不満と不安を感じているようだった。

 友人が「営業成績をあげるため、自分の時間を仕事だけに使う生活に堪えられない。自営でも良いから独立した方がゆとりある時間が作れるんじゃないか。」と話していたことが僕の中でとても印象に残った。

 業種は異なるが、僕も友人も家庭を持ち、住宅ローンを背負ってコツコツ働いて家族を養っているので友人の言葉は心に響いた。

 僕も時々、将来僕が定年になって職場を去った後の生活を考えることがある。

 将来を考える、そういう年齢に達したのだなと思う。

 本当の幸せというのは何だろう。以前、毎日ヘトヘトになって働いてストレスを抱えて心身に支障をきたした同僚がいた。

 あの彼が今何をしているのか僕には分からない。仕事を辞める前より幸せになってるだろうか。

 無趣味でつまらない男と評判の僕は、住宅ローンと子供たちの教育資金を捻出するための仕事だと思って割り切って仕事をしつつも多種多様なストレスを抱えている。

 それでも、それなりに充実感は得ていると思う。

 しかし、今の仕事を辞めて独立すればもっと子供たちや美人妻との時間が取れるのかなと思うと、勇気は沸かないが独立起業話に興味は沸いてくる。

 結論の出ない話だが、僕は友人に「独立するなら計画的に、税金の知識と銀行や公庫との付き合いを勉強してからにしろ」と社畜の身分で偉そうにアドバイスした。

 昔読んだ独立起業のためのビジネス本にそんなことが書いてあった気がするからだ。